「モチベーションが上がらない・・・」
「モチベーションを上げる方法について知りたい!」
「そろそろやる気出していかないとマズイ・・」
下がったモチベーションを上げるって相当なエネルギーを使いますよね。そしてやる気がない状態が続いて焦ってしまうもの。
本記事では、そもそもモチベーションがなぜ下がるのか/上がらないのか、その原因と対処について解説していきます。
モチベーションとは何か?やる気との違い
まずはモチベーションとは何か理解していただくために、モチベーションそのものについて解説します。
「モチベーション」という単語の他に「やる気」という単語を聞いたことがあるかと思います。
やる気とモチベーションは別物
まず「やる気」とは、一過性のもので目的を問わず持続性がありません。一方、「モチベーション」とは普遍的な動機付けで持続させることが目的であるものなので持続性があります。
要は、やる気とは短期的で持続性のないもの。
モチベーションとは長期的で持続性のあるものということです。
なので、やる気を出す(=一時的に気持ちを高める)ことにあまり意味はなく、モチベーションを高める(=持続的に行動力を上げる)こと、そのためのマインドセットは非常に大事になってきます。
モチベーションにも2種類ある
そんなモチベーションにも、種類が大きく分けて2つあります。「外発的動機付け」と「内発的動機付け」です。
- 外発的動機付け
外発的動機付けとは「〜のためにやる」といった感じで、目的意識から発生するモチベーションのことです。
例えば、給料が高いからお金のために働いていたり、出世のために一生懸命働いたり。こういったことが外発的動機で動いている一例になります。
外発的動機は、ビジネスの面ではかなり短期的にかつ強力に作用します。メリットとデメリットは以下の通り。
■メリット
- 短期的な成果が出やすい
- 目に見える/分かりやすいものがほとんどなのでモチベーションに好影響しやすい
■デメリット
- 自分ではコントロールできない要因が影響するので、突然無くなったりする可能性がある。
- ビジネスでは逆にマイナスに働くこともある
(自分ではどうしようもない場合に、モチベーションを下げる要因になりうる)
内発的動機付け
内発的動機付けは、自分の中から自然と湧き上がる「やりたいからやる」というようなイメージのモチベーションです。
スポーツや趣味は誰かから強制されてやっているものではありませんよね。あなたがやりたくてやっていることだと思います。それが内発的動機付けです。
■メリット
- 長期的で根本的なモチベーション維持になる
- 自分次第で捉え方を変えていくことができる
■デメリット
- 見つけるのに時間が掛かる場合がある
- 自分自身の力で用意しないといけない(誰かに頼れない)
- 場合によってはお金がかかる
(コーチングなので、サポートを受けながら見つけていく場合など)
どちらが必要かは、人それぞれ/タイミング次第
短期的に成果が求められる場合やモチベーションを上げたい人によっては外発的動機付けが最適な場合もいます。例えば「お金」という外発的動機付けが恐ろしいほど行動変容に影響する人もいるので、それはそれで大事でしょう。
内発的動機付けでモチベーションを持続的に維持して、長期で結果を出していくタイプの人もいます。また、両方が必須の人も当然います。
なので、自分のタイプやその時の状態に応じて、個別で適切に得ていく必要もあります。
モチベーションが上がらない原因(理由)
目的やゴールがないから
答えはこれです。
モチベーションが下がってしまう、または持続性がないのは、目的やゴールを見失っているため。持っていないから。
上記で説明した「内発的動機付け」の部分ですね。(外発的動機付けも含む場合もあります)
目的やゴールは、モチベーション維持には絶対に必要な要素です。
「今の仕事や人生における、目指しているゴールはなんですか?」
これに答えられるでしょうか。目的やゴールを設定する時間をしっかり取って人生を歩んでいる人は、モチベーションの上がり下がりに影響されることが少ないです。
それは、見えているゴールが明確なので、それがそのままモチベーションになるということ。
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仕組みが分かればモチベーションは低下しない
モチベーションが下げる/上がらないのには他にも原因がありますが、決定的なのは上記で伝えた「ゴール」が強く影響します。
モチベーションを自らの行動に繋げていくためには、モチベーションの仕組みを知らなくてはいけません。
モチベーションの仕組み(モチベーションの上げ方)
「モチベーションが下がっている」状態とは?
そもそも「モチベーションが下がっている」状態とはどういうことかというと、「現状の快適な状態を維持しようとしている」ことを表します。
コンフォートゾーンと呼ばれる「快適で居心地の良い状態」に人は留まろうとします。
それは「ホメオスタシス」と呼ばれる、慣れ親しんだものを維持しようとする機能が働くからです。自らの生命が脅かされないように安全を確保するために備わっている本能のような存在ですね。
このせいで、「現状」から変わらないように意思が働く。つまり「モチベーションが上がらない」状態に陥ります。
「ゴール」を置いて、別のコンフォートゾーンを作り出す
その状態を打破するために、「ゴール設定」が大事になってきます。
ゴールを置く=「自分のなりたい姿や状態、目指している世界」
を思い描き、その世界をありありとイメージする。限りなく臨場感を感じて「自分はその状態にあるべき、そっちのほうが正しい」と思えるほどの状態を作り出す。
つまり、新しいコンフォートゾーンを作り出すことに繋がります。
「認知的不協和」が生まれる
そうするとどうなるかと言うと、
新しいコンフォートゾーンに対して「こっちが正しい、こっちがあるべき姿」と思いながらも、だけど、現実はこれまでと同じ状況。
あるべき姿とは遠く離れた「この状態を続けていてはいけない、あり続けてはいけない」という感覚を持つようになります。
分かりやすい感覚で言うと「違和感」のようなものが発生します。これを「認知的不協和」と言います。
例えるなら(ちょっとあり得ない想像ですが)
令和の現代においてスマホは当たり前だし、SNSも毎日のように触っている。その状態が当たり前で快適なはず。ですが、
例えば昭和や大正を生きている人がタイムスリップして同じ生活を送ろうとしても、得体の知れない謎のデバイス、くらいにしか感じられません。スマホやSNSに対して生活を快適にするアイテム、なんて捉えることにはなり得ず、きっと気持ち悪いと思うはず。
この差は、「どの状態がコンフォートゾーンになっているか」の違いから発生します。
違和感を解消しようとして現状を変えようとする=モチベーションになる
この認知的不協和、つまり「違和感」を解消しようとして「現状を変えよう」と思考が働き、「モチベーション」が生まれます。
コンフォートゾーンは2つ同時に存在することはあり得ないので、「あってはいけない現実」VS「あるべき状態のゴール」で比べた時に、ゴールの世界に自分を置こうと動く。結果、現状を変えようと行動しようとなる。
これが、「モチベーションの源」となります。
つまり、モチベーションというのは、本来常に100%存在するものなのですが、コンフォートゾーンを誤った状態に留めているせいで感じられなくなっている。というのがモチベーションの仕組みの正体です。
つまり「ゴール設定」がモチベーションを上げる方法
ゴールを見失っているためにモチベーションが下がっている、と言うのは、このモチベーションの仕組みが理由です。
目的やゴールはモチベーション維持には絶対に必要な要素です。見えているゴールが明確なら、それがそのままモチベーションになるので、モチベーションが下がることが無くなってきます。
ゴール設定するなら、おすすめはコーチング
ゴール設定するためには、自分の強みや好き・価値観を徹底的に自己理解し、自分のやりたいことで設定する必要があります。
コーチングでは、あなたが自覚できていない【want to】と【能力/強み】を特定し、あなたの中を探すだけでは想像し得れない、現状の外側と呼んでいる「ゴール」や「目指すべき姿」に導いていきます。
特に、「コンフォートゾーン」まで引っ張っていく「ゴール」を設定するって、なかなか難しいです。1人で取り組もうと思っても、せいぜい「目標」程度のゆるいもの。
ではなく、しっかり「これがあるべき姿だ」と思えるようなゴール設定をすることが大事になってきます。
認知科学コーチングなら、違和感を生み出すゴール設定ができる
”欲求の根源=want to” と ”能力・強み・才能” をコーチングの技術で深掘りすることで ”自己理解” という土台を作る。そのwant toと強みを活かしたゴール設定 こそが、モチベーションに頼らずビジョンに向かってワクワク生きていくキーになります。
特に「認知科学コーチング」では、人の認知(解釈)の部分に着目し、現状の自己を超えるゴール設定をしていきます。僕の得意領域のコーチングでもあるので、詳しく解説した記事があるので、ぜひ読んでみてください!
認知科学に基づくコーチングについてご存知でしょうか?様々な流派があるコーチングのなかでも、特に人生オールライフで楽しみつつゴールに向かったり、モチベーションに頼らずゴール達成を叶えていきたい方におすすめのコーチングです。[…]
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