サボタージュ|コーチングに関する用語集

フランス語で労働上の「破壊活動」「妨害活動」といった意味。コーチング用語では、その人(クライアント)の成長・行動を妨げる、「自己制限的な思考」のこと。

コーチングの流派や学問によってもいろいろな言い方があり、「ホメオスタシス」、「メンタルモデル」、「リミッティングビリーフ」などと言ったりもします。

 

サボタージュの思考に捉われないように

サボタージュは人間に備わっている本能(作用)で、大きな変化を起こそうとする時にやってきます。いきなり変化を起こして死なないように、人間には変化を抑制して安定に戻そう、引き戻そうとする力が働くわけです。

自分には無理かも…
こんなことしたら、人からどう思われるか…
失敗するんじゃないか…
あの人と自分は違うから…
もう年齢が…
仕事だから我慢しないと…

それは本来のあなたの思考ではなく、サボタージュの思考。サボタージュは、変化しようとアクセルを踏むその人に同時にブレーキをかけてしまいます。この作用のせいで、人は何かを諦めたり、自分に制限をかけて自分を小さく扱ってしまうのです。

 

人間にもともと備わっている能力は同じ。成果を出している人は、このサボタージュとうまくつきあい、時に打ち勝ち、はねのけて行動しています。

あなたを小さく見せてしまうサボタージュの声に、負けないでください。それはあなたではないのです。

 

コーチングに関するキーワードを一覧で見る